グリーフケア外来のご案内

グリーフケア外来のご案内

グリーフケアのイメージ

当院では、大切な方を亡くした経験をされた方のご相談を受け付けています。
大切な方を亡くした悲しみは、時に深く、自分のこころを傷つけるかもしれません。グリーフケア外来は、故人のことや自分自身のことを語る中で、今、直面している様々な生活についての問題や、人生の問い直しに寄り添い、共に考えられればと思います。大切な人との死別を経験された方であれば、どなたでもご相談をお受けします。

グリーフケアについて

“グリーフ(Grief)”とは、日本語に訳すと「悲嘆」を意味する言葉です。
悲嘆という、人としての自然な感情についての研究がすすみ、現在では“グリーフ”は、死別に関わらず離別(離婚などによる家族との別れ等)や、身体機能の喪失、社会的地位や役割の喪失等、様々な喪失に際して起こる心身の反応のことを指す用語として用いられるようになりました。
死別は、人生のなかでも大きな喪失体験の一つです。そのため、心と体には、特に大きなストレスとなりやすく、様々な変化がおこりやすいと言われています。グリーフケアは、そういった変化をゆっくり見守りながら、今ある生活を支えるために寄り添う営みのことを指します。

心には、このような変化があるかもしれません

頭を抱える女性
  • 頭の中がまっ白になって、何が起きたのか理解できなくなる
  • どんな事に対しても腹立たしく、やり場のない怒りを感じる
  • 後悔ばかりがつのり、無力感や、生きる意味がないと感じる

体には、このような変化が表れるかもしれません

悲しそうな女性
  • 食欲が全くなくなる、あるいは、むやみに食べてしまう
  • 夜になると全く眠れなくなる
  • 息苦しさ、めまい、頭痛や疲労感

これらの変化は自然なこころの動きであり、また、こういった変化が表れる度合いには個人差があります。
普段はそこまで大きく表れなくても、誕生日等が近づくと表れるといった「記念日反応」というものもあります。
悲しみへの向き合い方は人それぞれで、こうならなくてはいけない、ということはありません。

当院のグリーフケア外来について

大切な方との死別を経験され、気持ちの整理がつかない、今までできていたことができなくなった等、日常生活を送るなかでのさまざまな困り事について、当院の公認心理師がお話をお聞きします。
現在、すでに他機関でカウンセリングを受けておられる方、同じ相談内容で医療機関を受診されて治療を受けておられる方は、担当の先生とご相談の上、お申し込みください。

料金

1回50分 ¥5,500(税込)

※完全予約制

  • ・薬物療法や診断書等の発行は行っておりません。

お話を聞かせていただくなかで、医師の診察の必要がある場合や、地域の自助グループ(遺族会)を紹介させていただくこともあります。

申し込み方法

予約受付時間 月曜~土曜
9時~17時
  • ※お電話での完全予約制となっています。
  • ※代理人の申し込みは受け付けておりません。
    必ずご本人がお電話ください。
  • ・地域連携室(代表:072-361-0545)までご連絡ください。
    お電話の際に、グリーフケア外来の予約の件で地域連携室につなぐようお伝えいただけると、スムーズなご案内が可能です。
  • ・恐れ入りますが、お電話いただいた時に担当者が他の業務対応で承れず、改めて折り返し連絡をさせていただく場合がございます。あらかじめご了承下さい。
  • ・ご家族等の同席をご希望される場合は、その旨も併せてお申し込み時にお伝え下さい。

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