臨床心理室について
臨床心理士が2名在籍しています。各種心理検査やカウンセリングの他に、病棟やデイケアで他職種のスタッフと協同して集団療法やプログラムを担当しています。患者さまの気持ちに沿ったケアができるようにこころがけています。
カウンセリング
1回30分~50分の時間で、じっくりとお話をうかがって、こころの悩みについて一緒に考えます。自分の性格や日常のことを振り返りながら、よりよい生活ができるようにお手伝いします。話すことが苦手な方は、絵を描いたり、貼り絵をする(コラージュ療法)ことで表現することもできます。カウンセリングを希望の方は、主治医の先生に相談してみて下さい。
心理検査(心理テスト)
診断や治療方針の補助のために、実施しています。心理検査には、認知症検査や性格検査、知能検査などがあります。所要時間は30分~2時間と様々です。検査の種類は患者さまの状態や検査を受ける負担などを考慮して決定しています。必要な場合は、検査の結果を直接お伝えして、今後のことを一緒に考えることもあります。
病棟での集団療法
1.SST
よりよいコミュニケーションができるように話し合ったり、練習したりします。対人関係の問題を自分で解決していけるように援助しています。
対象 | 主に対人関係の問題で困っている入院患者さま |
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テーマ(例) |
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2.回想法
主に認知症の方を対象に、懐かしい写真を見たり、歌を聴いたりして楽しみながら昔のことを語り合う会をしています。気分の安定や認知機能の維持・向上を目指します。
対象 | 認知症の入院患者さま |
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テーマ(例) |
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3.デイケアでの集団療法
デイケアの利用者さま向けに、SSTやリラクゼーション法などのプログラムを担当しています。SSTでは、コミュニケーションスキルの向上を目指したプログラムを行っています。また、不安感や緊張感を自分でコントロールしていけるようにリラクゼーションスキルの獲得を目指したプログラムを実施しています。
対象 | デイケアの利用者さま |
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